ブーストが上がらなかった原因は
タービンブローでしたが、全気筒ともコンプレッションが5~6kg/cm2しかなくなった
エンジンブローの原因は何なのか。それを究明するために師匠がブローしたエンジンをバラしました。
オイルパン。オイルは真っ黒ですが粘性はあるので油膜切れの線は薄いと。
ブロック。目立った傷はありませんでした。
ヘッドの上側。
そして下側。ここで気になる点が。
6番。13万km越えのエンジンならこんなもんでしょう。そして、5番、4番もこれに近い状態。
3番。ノッキングで溶けた場所が!(@@;)
そして1番も。さらに2番にも同様の症状が出ていました。Σ( ̄▽ ̄;)
6番のアップ。ピンボケしてますが、(^_^; 三日月状になっている部分はフラットです。
3番。三日月状の部分が凸凹になっています。Σ( ̄▽ ̄;) ノッキング(異常燃焼)で溶けたと推測されます。
1番。フロント側のタービンがブローした瞬間に、それに繋がる1~3番の燃調が急激に狂ってノッキングを起こしたのではないかと推測されます。でもこれは全気筒の圧縮が下がる原因ではなさそうです。
そして、最有力な不具合はピストンリングにありました。
6番、5番のピストン。見た目は比較的綺麗ですが、ピストンリングにカーボンが異常に堆積して固着状態。これが圧縮抜けの原因と推測されます。
4番。
3、2、1番は見た目も酷ゐですし、ピストンリングの固着具合もハンパないです。( ̄▽ ̄;
その原因が燃料の濃さによるものなのか、
ノックセンサー系統の不良によるものなのかは定かではありませんが、基本的にはエンジンもタービンもヘタって寿命だったと思われます。(T^T) 半年前の
コンプレッション測定では問題なかったですが、症状は徐々に進行していたのかもしれません。
そして進捗。エンジンとクラッチは車載されました。
新品は綺麗で良い。(*´∀`*)
ブレーキマスターからフルードの滲みが発見されたので、BNR34用【46010-AA320】に交換することにしました。ノーマルキャリパーだと効き始める位置が手前になるようですが、実用上は問題がないのと¥10k程度安いのでこちらがお勧めだそうです。
なんとか復活の日が見えてきましたよ。(*´∀`*)