クラッチホース&フルード交換【111,526.7㌔㍍】
ノーマルはゴムホースですが、NISMOのクラッチホース 【46211-RS580】はテフロン樹脂ホースにステンレスメッシュ外皮となっています。また、クラッチ操作時のダイレクト感をUPするためダンパーからU字管を取り外します。
これがダンパー。クラッチ操作をマイルド(?)にするためここにU字管がついており、クラッチフルードを逃がしています。このU字管を取り払うとクラッチ操作にダイレクト感が出るそうです。また、外したU字管の入り口にはブリーダー(エア抜きバルブ)を取り付けます。これを付けないとフルードがダダ漏れです。(爆)
ノーマルではクラッチフルードの流れは右図のようになっています。マスターシリンダーから伝わる力はダンパーに入力され、クラッチを操作するレリーズシリンダーへ。また、ダンパーからU字管へ力を分散させる事で、クラッチへの入力とクラッチからの跳ね返りの力を弱めるようにしています。(たぶん…) ブリーダーは、クラッチフルードからエア抜きをするためのバルブ。ブレーキもそうですが、配管内にエア(空気)が入っていると操作性が悪化したり操作そのものが機能しなくなったりします。
交換したクラッチホースと、取り外したU字管。U字管がなくなった分だけ補充するクラッチフルードの量は少なくて済むはずなので経済的(?)。
交換操作が終わった後、クラッチフルードを補充します。前回いつクラッチフルードを交換したか分からないので全交換で。ちなみに、クラッチフルードはブレーキフルードと同じモノでOK。今回はBPのDOT4を使用しました。交換時は、クラッチペダルを操作する人、フルードを補充する人、エア抜きする人の3人で作業。1人でもできなくはないですが、2人以上は人手が欲しい作業です。で、無事に作業終了。構内でクラッチ操作に違和感がないか確認し、試運転。クラッチ操作はとても軽くなりました。(*´▽`*) ですが、古いフルードは変色するほど劣化していたので、これを交換したことによる効果なのか、ホースを交換したことによる効果なのかわかり難いところ。(爆) しかも、ホース交換よりもU字管除去のほうが効果があったりして…。(^_^;