M/Tマウントブッシュ交換【122,852.2㌔㍍】
先日、決死の覚悟でドレンボルトを外してもらい、見事成功したミッションオイル交換ですが、どうも2速、3速の入りが芳しくありません。ただ、いつも入りが悪いわけではないんですよね。そこで考察してみると、フル加速時やコーナリング時などGのかかっている時に入りが悪い事が多いのに気が付きました。
車高調整をしたときエンジンマウンティング リアインシュレーター(長い名称…) 所謂ミッションマウントブッシュがだいぶ潰れている事に気が付いたので、交換してみることにしました。
まず、ミッションジャッキでトランスミッションの後方を支えます。続いて、エンジンマウンティング リアメンバー所謂ミッションメンバーを外します。14mmのボルト4本です。左側のボルト2本を外すとき、何やら黒い物体が床に転がっていきました…。(@@;)
転がっていったのは、エンジンマウンティングメンバーパッド【11248-85E01】が千切れたモノでした。(;´Д`) 画像右が新品、中央がメンバー右の2個のうちの1個、左がメンバー左側の2個のうちの1個です。新品と別物のように潰れているのもビックリですが、千切れていたのにはもっとビックリです。( ̄▽ ̄; メンバー左側のパッドは、ヒートシールドプレートに隠れているので状態を確認しにくいことは確かなのですが…。
でもって、ミッションメンバーとミッションマウントブッシュを繋げているナット12mm 4本を外すとメンバーが外れます。ミッション本体に付いているミッションマウントを外すため、14mmのボルト4本を外せば往路作業終了。外したものは、画像左の新品と比べて明らかにコムブッシュ部分がヘタっています。新品は、上部とブッシュの間に隙間がありますが、取り外したものには隙間がありません。( ̄▽ ̄;
ミッションマウントブッシュは強化品もリリースされていますが、エンジンの振動が伝わりやすくなるので、街乗り中心のあっしは純正【11320-01U00】 にしました。Fの刻印は、フロント側の向きを表しています。
復路作業開始。取り外しも大した作業ではないので、戻すのも簡単。ミッションマウントブッシュとメンバーパッドの向きを間違えないよう注意すればOK。パッドは、テーパーになっているほうが上です。今回は千切れていたのでどちらにしても交換を余儀なくされましたが、ミッションマウントブッシュを交換する際はメンバーパッドも交換したほうが良いと思います。
インプレ。まず停止状態でシフト操作をしてみると、2速でシフトブーツがだいぶ引っ張られていて、明らかに位置が変わっています。ですので、全ギア共にちょっと入りが渋くなったかなという感ぢ。エンジン始動で気が付いたのは、伝わる振動が減った事。パッドが潰れてエンジンの振動が直接伝わっていたものが改善されたのでしょうか。
ロードテスト。通常走行でも、Gのかかった状態でもシフトフィールは良好。微妙に2速、3速の入りが渋めになることがありますが、ミッションオイル無交換やミッションマウントブッシュとメンバーパッドのヘタった状態の走行で、少しシンクロが傷んでしまったのでしょう。(T_T) あとは、この状態でオイルをオメガ様に交換してどうか、というところですね。