インジェクター&レギュレーター交換【130,921.5㌔㍍】
スロットルセンサーの電圧がアイドル状態で0.48Vなのでその調整と、インジェクター、フューエルプレッシャーレギュレーターの交換。
先ずは
スロットルセンサーの調整。7mmボルトを上下緩め、電圧をモニタリングしながらアイドル状態で0.5Vに合わせる。0.48~0.52V間で微妙に動くので、エンジンルームが暖まったときに電圧が下がる事を考慮して0.52VでFix。
インジェクターとフューエルプレッシャーレギュレーター交換の準備作業として、燃料供給系の燃料と燃圧を除去する必要があります。先ず室内ヒューズボックスのフューエルポンプヒューズ(15A)を抜きます。キーをスタートまで回してクランキングし、初爆がなくなるまでこれを続けます。バッテリーが弱っていると上がってしまう可能性があるので、ジャンパーなど補助電源を繋いでおくと良いかも。
インジェクターは以前に交換したことがありますが、コネクタのピン外しの方法はすっかり忘れています。(^_^; 特殊ピック1本でピンを外そうとしたら、早速1番からツメを折ってしまいました…。_| ̄|○ このツメのついたコネクタは補修部品がないので、取り付け時にピンが外れないよう対策が必要です。
師匠に手本をお願いしましたが、師匠も3番のツメを折ってしまいました。(^_^;;; 少し考え、ピックを2本にして1本でピンをツメから浮かせながら、もう1本で外すようにすると4~6番はうまく外れました。(●´ー`●) これで次回もバッチリ(?)のはずですが、次回交換は何時の事やら…。( ̄▽ ̄;
3番よりも6番のほうが酷ゐ状態になっていました。( ̄▽ ̄;;;
5番は3年前に交換済みですが、今回はそれも含めて6本全交換です。
フューエルデリバリーチューブを外すので、妨げになりそうなパーツを外したり避難させたりします。まずタワーバー。エンジンルームに向かって左側の17mmボルト&ナットを外し、同じく右側を緩めて持ち上げ、落ちてこないよう仮締めして固定します。
ブローバイホースを避難させ、スロットルセンサー、スロットルバルブスイッチ、中間ハーネス、吸気温センサーのコネクタを外します。
ひと通り外れたら、フューエルデリバリーチューブの12mmボルトを2本外すとインジェクターまで外す事が可能になります。
前回5番だけ交換したのインジェクターの新品は先がグレーでしたが、今回はブラウン。製造ロットの違いですかね。ちなみに、新車状態から付いていたのは全部ブラウンでした。インジェクター本体【16600-54C02】のほかに、エンジン側のインシュレーター【16636-V5000】、デリバリーチューブ側のインシュレーター【16635-78A00】、Oリング【16618-78A00】も新品に。6気筒なので各6個必要ですね。
フューエルプレッシャーレギュレーター【22670-05U00】の新品を注文するところまでは良かったのですが、その中のOリング【16618-10V10】は別売りでした…。( ̄▽ ̄; 仕方ないので再利用を…。( ̄▽ ̄;;; レギュレーターに繋がる2本のホースも交換しますが、専用ではなく汎用を同じ長さに切って使用します。クランプ【16439-N4710】 4個も新品に。
取り付けは取り外しの反対なので、サクサク進めます。大変なのはインジェクターのコネクタにピンをセットしてからインジェクターと接続するのですが、このピンを付けるのがまた一苦労。ピック2本を駆使して根気の作業です。ツメを破損してしまった1番と3番のコネクタは、ピンを付けてからホットボンドでピンが外れないよう固定。そのあとインジェクターと接続します。
今回の残骸。インジェクターはどれも真っ黒です。(@@;) 1本足りないのは、前回交換したものがまだ綺麗で再利用できるので、師匠が使いたいとの事で差し上げました。( ̄ー ̄)
新品の輝き。(*´∀`*)
スロットルセンサーの電圧。0.02V高いですが、エンジンルームがアッチッチになると0.5Vに落ちます。
インプレ。本来なら(?)バッテリーの端子を外してECMの学習機能をリセットするところだと思いますが、交換の効果を見たいのでとりあえずリセットしませんでした。試乗すると、劇的に変わったとは思えませんでしたが少し力強さが増した気がします。
数値で違いが出たのはA/FC(空燃費補正)の値。交換前は1と2の値が常に5%以上、時には10%近く差が開いていたのですが、その差がほぼなくなりました。これはコンディションが良くなる方向に影響していると思われます。